-修理のこと

f0257789_19393844.jpg
f0257789_18143233.jpg


 あなたの愛用のアタバキ、こんなことになって途方にくれていませんか?


 
 ブラジルと日本、気候の違いのせいからか、ほとんどのアタバキでタガの脱落が起こる。

 タガの一つや二つ、外れたところで見栄えに劣る以外音にほとんど影響のないものもあれば、なかにはタガが緩みきって崩壊寸前のものもある。 

f0257789_1554455.jpg

 ↑↑↑ このレベルまで進行していると強度が著しく低下。ガラクタに成り果ててしまう前に、早急な修理をお勧めします。
 音の方も、この状態では胴体が共鳴せず味気のない音に。叩いていても気分がのらないことこの上ない。

f0257789_15144177.jpg

 シャキッ!とよみがえらせて見ませんか?
 直したいたいけど・・・どこに持っていけばいいのか分からない、という方。 ご連絡下さい。
 自分で直してみたいけど・・・何をどうしたらいいか分からない、という方。 ご相談下さい。



 どれほど真摯に作られたものも時と共に多少のガタは来る。
 どれほど乱雑に作られたものでも少し手を入れることで驚くほど化けることもある。

どんな出来のものであれ大切に祈りを込めて手入れを施せば、魂を打ち震わせる神器ともなり得る。・・・だろう。


 
[PR]
# by kei-grande | 2013-03-10 19:50 | Reparacao 修理 | Comments(0)

-これもアタバキ?

f0257789_17392065.jpg

f0257789_17392038.jpg

f0257789_17392073.jpg


 アタバキといえば、打面のテンションを調節するのにロープかネジかのどちらか2タイプしか目にしたことがなかった。



 ところがブラジル外務省発行の『Text of Brasil』の挿絵の中にこんな絵を見つけた。


f0257789_17392028.jpg


 一見したところ、細身で打面の小ささが印象的な普通のアタバキ。 しかし打面の下に並ぶ突起はなんだ?

 よくよく見てみると突起の先から打面に向かってピンと張り詰めた線が見てとれる。
 そこでハッと記憶の中から手繰り寄せたのが、パンロゴやオブレンテといったガーナの太鼓の方式。胴体に穴を開けてそこにロープや針金をかけた杭を差し込みテンションをかける・・・これと同じだ!
 
 ではこれはパンロゴやオブレンテの類なのでは?とも思うが、アフリカ系の太鼓は基本的に丸太のくり貫きで、この挿絵から見て取れるのは明らかに板の張り合わせ。 アフリカに樽の文化はおそらくない。
 コンガにしろアタバキにしろヨーロッパの樽文化とアフリカの太鼓文化との出会いから産みだされた混血文化の申し子だといえる。 うろ覚えではあるが北米の黒人奴隷に関する文献で、植民地から宗主国へ樽作りの技術研修を受けに海を渡る奴隷の記述があったこと憶えている。

 樽作りの技術を身につけた奴隷は「これに皮張ったらいい太鼓がつくれるべぇ!」と思いつき、労働の合間をぬって、あるいは真面目に働いてるふりをしながら、実は自分達のための太鼓をこそこそと作っていたのかもしれない・・・などと想像を膨らませながら作っていると、なんだか彼らとの距離がぐっと縮まるように思えてくる。
 

 冒頭の海をバックに写っているのが、このタイプのアタバキ(仮)の最初の作品。これを作った数週間後のメストリ・ヘネの講習会期間中、ヘネにこの写真を見せて聞いてみた。

 「こういうタイプの太鼓を見たことがありますか?」

  「あぁ、あるよ。古いタイプのアタバキだね。知り合いのテヘイロにも置いてあるよ。」

 ということで、これもアタバキです。


 日本にこのタイプのアタバキは、いまのところこの3台のみ!(たぶんね。) 
 ビビッ!ときた人、相談にのりますよー(^^)。

 そしてもちろん、自分でつくってみたい!という人はこちら
 
[PR]
# by kei-grande | 2013-03-06 21:39 | Atabaque アタバキ | Comments(0)

始動

 2000年4月にカポエイラを始めて以来もうすぐ13年。
 まだまだと言えばまだまだだけれど、それなりの年月が流れた。

 なんとも掴みようのないこの文化、動きもさることながらその音楽に惹かれ、ビリンバウから作りはじめて、アタバキ、パンデイロ、ヘコヘコ、アゴゴすべてを作った。

 作ってる最中のドキドキ・ワクワク、完成した時の何物にも変え難い充実感。
 自分の手から生まれた楽器から出る音に包まれる時、国境も時代も超えて、楽器を作り音楽を創って来た先人達と感動を共有していることを感じる。

 そんな感動を “もっと多くの人と共有したい!” との想いから、今までにも御縁のあった方々のお蔭をもって開催してきた数々の楽器製作体験会。 人それぞれに思う所は違えども、無感動のまま終わった人は有難いことに一人としていませんでした。


 その感動をさらに深いものにするべく新企画を始動します。
 
 「本格完全ハンドメイド楽器製作会emグランジ工房」

 月に1・2回のペースでのんびりコツコツと、世界にたった一つのアタバキ・パンデイロ(希望があればその他)を作ってみませんか?

 完成作品はもちろんあなたのもの!

 一から自分の手で作り上げた楽器から音を出す瞬間を想像してみて下さい・・・・・・・・・・・・・・、どう? 違うよね~。
 
 無くても生活に困らなくて、なおかつ、欲しければそれほど労せずして手に入るもの。 それをわざわざ自分で作る!という非常に贅沢な時間の使い方をしてみませんか?
 
  “人生の無駄”=“人生の潤い”

 効率を求めたら馬鹿馬鹿しい労力をあえて厭わない行為にこそ、無限大の自由な創造の世界が広がる。
 そんな“潤いある人生”のお手伝いを致します。


・場所:グランジの小さな工房(つまり家の土間と庭)

・製作期間(目安): 
アタバキ・コース:約1年ぐらい
パンデイロ・コース:2~3ヶ月ぐらい
その他・コース:応相談

・必要なもの:根気


*基本的には、土曜の午前から午後にかけて作業をする予定ですが、他の曜日や時間帯を希望される場合はご相談下さい。

 2013年4月ぐらいからぼちと始めて行きます。詳しく知りたい方はコメントからご連絡下さい。



f0257789_20192917.jpg

f0257789_1745052.jpg


f0257789_22594069.jpg

f0257789_2023469.jpg

[PR]
# by kei-grande | 2013-02-17 01:32 | Projeto 企画 | Comments(1)