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橋の下で考えた

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この太鼓
橋の下
WS出店
客が来る保証なんて何も無いなか
暇つぶしを兼ねた露天パフォーマンスとして皮を張った
故人 内山伸治さんの遺作


…「店・ミセ」の語源は「見せ」見せることにあると思ったり…

ところが
皮を巻く芯にあたる内リングを忘れるという痛恨のミス(*_*)

でもふと閃いた💡
隣に頼もしい職人がいるじゃないか!

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普段は鉄で作るリング
だけど鉄以外の素材
植物由来の素材を内リングに使ってる太鼓もわりとよくある
竹という素材がふんだんにあるのが橋の下

一瞬自分で作ることも考えたけど
なんせやったことないことだから
時間はかかるわ
サイズは合わんわ
強度も怪しいわで
やり直しの繰り返しで日が暮れるのが見える

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それより
プロが隣にいるんだもん
頼むが早い

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さすが本職
サイズと用途を伝えたら早い早い
ものの5分10分でサクサクっと
一発OKでぴったりの竹輪作ってくれた

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竹という素材に慣れ親しんでるからこそ出来る技

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さてこの仕事に対して釣り合うところはどのラインだろうか?と考える
「こんなのぜんぜんいいよそんな大した手間じゃないし」
とまっぽんは言うけど

でもね
俺が同じもの作ろうと思えば何時間かかるか予想もつかないんだよ

ここは投げ銭飛び交う天下御免の橋の下
きっちり投げましたよ
小銭じゃない
紙の方を

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自分自身の身体感覚に照らして
釣り合うところを

プロは一見サクサクこなすの
簡単そうに
でもそこに至るまでには見えない膨大な積み重ねがあるわけよ
絶対に

最初からサクサクは出来る人はいない
繰り返し繰り返しして来た者にしか
サクサクと動く手を持つことは出来ない

払うべきは銭 以前に敬意…なんかな

その膨大な積み重ねに対する敬意

自分には無い経験に対する敬意


竹さえ有れば世界のどこであれ鉈一本で間に合うものを作ってしまう
それが竹細工職人

凄い技ですよマジで

土から生まれ土に還る
毎年毎年困るほど生えて来る
無尽蔵とも云える 竹 という天然資源を
人力以外のエネルギーを借りることなく活用する技

石油 核 風力 太陽光…
増え続けるエネルギー需要にどう供給するか?
無理が生じてる現代にあって
その逆を行く

あり余る資源を人力で活かす
温故知新の手の仕事
これからもっとも必要とされる技
そういう時代でしょ

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こういう技こそ報われる世の中を
そういう明日を
迎えるには
俺自身はどう動くとちょうどイイのか
考えるよね

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にしても
故人 内山さんのこの仕事
この人もコツコツ積み上げて来た人
やり過ぎでしょ
っていうくらいやってるこの仕事

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どう評価されたら報われるんだろう?
難しいね

考えるって難しいし面倒くさいし

でも
考えなきゃ
納得出来るところには絶対にたどり着かない
それだけは確かだな
思う

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ちょうどイイご縁に恵まれますように(^_^)




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by kei-grande | 2018-06-15 23:19 | Kette ケテ | Comments(0)