2013年 03月 24日
-2年ぶりの再会
2011年の春に、マッチくん率いる“GUETO”の本拠地 金沢で作ったアタバキとおよそ2年ぶりの待望の再会を果たしました。
初めての出張ワークショップ作品。
タガやリングなどの鉄材系は事前に用意して持っていき、後は現地で一から作りあげました。
山梨‐名古屋-金沢間の距離をものともせず手伝ってくれたアミザージ。
「絶対面白いよ!」という不確かな熱意だけを信頼して実現に漕ぎ着けてくれたマッチくんはじめ、GUETOの皆さん。 みんなの思いのこもった渾身の力作です。
(その日の様子はこちら⇒まっち日記)
想定外のアクシデントにも見舞われ、果たして完成までこぎつけれるのだろうか?との思いが頭をよぎる瞬間も正直ありましたが・・・日が暮れきる頃にはなんとか皮を張り終えることが出来てホーーーッとした思い出も。
その後、このアタバキはGUETO上越支部で活躍していることは知っていたものの、実際にどんな音で鳴っているのだろう?とずっと気にかかっていたところ、、、ヘッドを押さえているリングが高めで若干叩くのに邪魔、もう少し下げることは可能か?それと最近調整しても音がボソボソして良い音にならない。との相談を受け、この度GUETO名古屋サークルの指導に合わせてマッチくんに連れてきて貰うことができました。
久しぶりの再会の第一印象は、「愛されてたんだね~!」に尽きる。
シッカリとヘッドの毛が抜けツルツルに。
そして、作りは荒いものの2年の時を経ていっさいのガタツキはなく堅牢さは抜群。我ながらイイ仕事をしたなぁと思う。
気になる点は、
・胴体表面の仕上げが粗くササクレが結構手に刺さること。
・乾燥時の張りが弱かったのか、少々皮が落ち込み気味。
・叩いてみて気になったことだが、打面口の縁が鋭角で手が痛い。
・現場で細かい調整が出来なかったことから、タガの位置がアンバランスでうまくフィットしていない。
などなど
今後も末永く安心して使い続けて貰う為にしっかりとメンテナンスさせて頂きます。
GUETO上越支部の皆さん、再会を楽しみに待っていて下さい!
by kei-grande
| 2013-03-24 21:46
| Projeto 企画