獣皮の活用 :鹿皮のdjembeへの活用例

【djembe・ジェンベ】
犬も歩けばジェンベに当たるというくらい、
おそらく今 世界でもっともポピュラーな民族楽器。


山羊皮を、
“これでもか!”
パッキンパッキンに張り込んだ軽快な高音を特徴…
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…とする為、
よく破れます。

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破れたジェンベどうしてますか?

こだわりを持って叩く人なら馴染みのお店へ張り替えに出したり、
少し器用な人なら自分で張り替えたり、
なかにはどうしていいか分からないまま放置…
というケースも。


まぁ、いろんなケースありますが
張り替えに使用される山羊皮のほぼ100%が輸入という現実。
という点を押さえつつ…



近年なにかと問題になっている
野生動物による農作物への甚大な食害。

様々な要因が考えられ、
様々な受け取り方が有り、
様々な対策が取られている。

被害の甚大なところでは食害対策として
柵で畑を囲うだけでなく
檻で囲うんですよ!
それくらいしないと全部食べられちゃう。
山間部は人と野生動物が食うか食われるかのせめぎ合い、
ヤラなきゃヤラレルわけですよ実際。

という訳で獲られているわけですが、
解体するのも手間なんで
「獲りましたよ〜」
と役所に届け出したら後は捨てるという話も聞きます。

一方で、“ジビエ”がちょっとしたブームです。
少し前の数字だったとは思うんですが、
世界最大の鹿肉輸入量だそうです。
ここ日本。

一方で捨て、一方で輸入する。

なんだかおかしな話ですが、
こんな話はいろんなところで掃いて捨てるほどありますね。


さて、肉はそれでもまだ需要はある方で。
問題は皮ですよ。

皮。

ほぼ捨てです。
なんでって、面倒くさいから。
処理が。

手間に対する見返りがモチベーションにならないくらい低い
ことが第一かと。
おそらく。

グローバリゼーションの波に
林業が立ち行かないのと全く一緒。

金にならない

に尽きるのかな。



だけどね、
なんかオカシイよね。
どっか狂ってるよね。

と、思う訳で。


そんな問題提起もしつつ…

今、流行に敏感なおシャレなヤングたちに人気のジビエ。
ここは一つ、音もジビエってみませんか?

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極厚、夏の雄鹿を
“これでもか!”
と張り込みました。

パワフルだけれどもどこか優しさを感じさせる
そんな音に仕上がりました。


ジェンベ界、近年は山羊一辺倒から
牛も密かなブームと見受けます。

牛に近い感触です、…今回のは!

というのも、鹿皮。
個体差に大きく幅が有り、
さらに同じ一頭のなかでも
厚いところ薄いところの差が大きいのです。
最も厚くて1cm越え、
最も薄くて紙より薄い。

比べて山羊。
まず一頭分のなかに
正中と腹で多少厚みに差が有るとはいえ僅か。
個体差、“厚め・薄め”有るけれど
鹿に比べれば微々たる差。


この差が使う上でどう反映されるか?
というと、やはり使い勝手。
やっぱり規格が揃った物は使い勝手がイイなぁ、
とも思いつつ。

そもそも規格とは無縁の一点物には
より個性を際立たせるのに最適!

とも言える。

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なんやかんやと能書きを並べましたが、
イイ太鼓に仕上がりましたゼ。

あなたの手持ちのジェンベも、
次の張り替えは鹿でいってみませんか?

皮の利用、
それは森の恵みを頂くこと。

それは次世代の森を育てることに繋がり、
そして何よりも、
日本の森を直接的に感じることが出来る。

私達を育むこの風土のバイブレーションを!



恵みに感謝。
命に感謝。
ご縁に感謝。





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by kei-grande | 2015-12-07 22:27 | Outros その他 | Comments(0)