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Memento mori

諸事情により昨年の始めより我が家の一員となったマロンくん。
もともとはあっこちゃんが実家で飼っていたお犬様。

義祖母が歩けなくなってから最期の刻まで
よくそばに仕え淀みがちな空気を祓ってくれました。

長女から三女まで3人の娘たちとも、
その誕生から成長を見守り
良き遊び相手となってくれました。

もうだいぶんとお年を召され、
うちに来てからの1年間はなおさら老化は顕著。

目ヤニが多くなり白内障も進行、
見えているのかいないのか。

日に日に覚束なくなる足下、
一人ゴケすることも多くなりました。

活動量もだんだんと減り、寝ていることも多くなりましたが、
陽だまりでヌクヌクと寝ている様は
それはそれは穏やかで平和な景色でした。


「もうだいぶ歳だからマロンと遊べるのもそう長くはないよ」
と子供たちに言い聞かせてはいましたが…、
先ごろの朝、そのまま目を覚ますことなく天に召されました。


享年13歳。

合掌。


そろそろ、と思ってはいたけれど、
まさかこんなにも呆気なく逝ってしまうとは。
最期の晩、食餌を摂らなかったことを除いては
いつもと変わらない元気な様子だった…

大往生!








冷たく固いマロンを前にさめざめと泣くこはる、
ここは一つ父として優しく慰めの言葉を!

「スーホーは大好きな白い馬で馬頭琴を…
お父さんがマロンの皮で太鼓を作っ…」


はい、却下!



かなり、っていうか100%本気だった。
思い入れが深いからこそのアイデアだったんだけどなぁ。
方や誰もが泣けるイイ話、
方や正気を疑われ…






まぁいいや。



マロンよ、“安らか”に眠ってくれ。



Memento mori_f0257789_20575422.jpg


生き様は逝き様に。


俺もぽっくりと逝きたいもんだ、
あなたを見習って。











by kei-grande | 2015-01-26 18:21 | その他