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ルヴァンの晩のpace(パーチェ)な夜、一弦の響きに呼ばれ…

Berimbau ta me chamando
Eu vou atender
Entro na roda sem óculos
Com curiosidade e inocentia
Pronto pra me crecer



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 春まだ浅い信州上田、江戸と金沢を結び栄えた旧北国街道の面影を今に残す石畳の街並み、往時から佇むかのようなパン屋の2階に彼らは居た。

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 1985年にサルバドールでビリンバウの奏でる音に引き寄せられて以来、一弦の響きに自らの表現の無限大の可能性を見いだし、約30年に渡って弾き続ける漢(おとこ)。
 Marioの異名を持つ丸山祐一郎。
 カポエイラに置ける一大巨匠の一人カンジキーニャよりドブラゥンを譲り受けたことでも知られている。

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 カンジキーニャのビリンバウと云えば彼のカポエイラと同様、軽妙で自由自在、型に捕らわれない天真爛漫さが伝えられているが…、師弟関係とは、師事した月日の長短に拠らず一瞬にして結ばれてしまうことも在りうるのだと、丸山さんのビリンバウに観じた。

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 お会いしたことはないけれど、私自身のカポエイラに置けるルーツの根幹、カンジキーニャ。
 あの夜、確かにカンジキーニャもそこに居て、丸山さんの魂と身体を通して私に語りかけてくれたと感じます。何しろビリンバウとは、先祖を霊界より降ろす依代(よりしろ)を果たす神器なのだから。




 なんにせよ、ビリンバウに留まらない様々な楽器を駆使して一つの世界を現出させる彼の音の魔術は、私に新たな扉を開いてくれたことは間違いない!


 Ele é mangingeiro!

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by kei-grande | 2014-04-12 00:39 | その他