名古屋の小さなグランジ工房。アタバキ・パンデイロはじめ個性溢れるオリジナル楽器の製作・修理の日々、ほかなんやかんやの雑記。


by グランジ工房
一万四千年前
狩猟採集生活の縄文の昔から

きっとそんな場所だったんじゃなかろうか

代々の地の人
他所からの移住者
時折立ち寄る風の人

それぞれに異なる背景
さまざまな生業
性別性格生活
いろいろな違いを超えて
一つの火を囲み賑やかに和やかに
解け合う

まわりを山々に囲まれた小さな集落

皮や木やら太鼓の素材からのご縁
何度も足を運ぶうち
今じゃすっかり居心地のイイ馴染みの場所

そんなご縁の深い

《柚野の里》

昨年に引き続き『縄文祭り』へ
太鼓を引っさげて。

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搬入

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準備

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じょじょに

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じょじょに

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人、人、人
昨年を上回る大賑わいでした。

例によって例のごとく
1日中ただただ太鼓を叩き続ける出店スタイル
音に
人がわらわらと群がって来ます。
“太鼓叩くのは初めてだけど楽しいわねぇ〜”
という年配のお姉さ方から
特に子供、
日が暮れるまで叩き通し
“富士宮で教室やってくれたら絶対通うんだけどなぁ〜”
と嬉しい手応え。


・今回の収穫
“叩き方はシンプルでイイ
打てば響くその響き
それだけで人は心地良さを覚える”




翌日は祭りの片付け

罠の見廻り

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で身体をほぐしてからの

浜松

これまたご縁の深い方々の祭りへ

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ひっさびさのカポエイラ
やっぱりここ(カポエイラ)が俺の太鼓日和の始まりの地点で
帰って来るところなんだなぁという感覚に。

カポエイラは“社会の縮図”
カポエイラのなかには社会に存在する様々な要素が
良いも悪いもひっくるめ
すべて内包されている
と云い表される。

そんなさまざまとどう関わることで
より良く己を活かし
また他者を活かすことが出来るのかを
学ぶ場がカポエイラだと。


カポエイラのなかでの学びを持って
ここしばらくさまざまな世界を
太鼓、音楽という共通項を持つ世界を歩いて廻り
そして、そのさまざまな世界での学び・気づきを持っての
ひさびさのカポエイラ。

みんなそれぞれ違うんだから
上も下もない
優劣も
勝ちたいとか
負けたくないとか
そういう感覚要らないな
と、ふと思う

ただ
音楽に身を委ね
ただ
調和を…


楽しかった〜♪


https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1616406621995416&id=100008782806069



…という先週末のハシゴ出張から

あっという間に一週間

明後日は再び富士宮です。

竹や檜、鹿皮を活用した太鼓作りWSの度重なる開催や
例年の『富士山環境展』などで
これまたご縁深い
《富士山環境交流プラザ》の祭りへ!
昨年に引き続き。

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楽器作りの“ぷち”ワークショップをメインに出店予定ですが、
それにしてもモノがない…
ということで

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休む間もなくコツコツ仕込む
日々太鼓日和


https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1617686065200805&id=100008782806069










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# by kei-grande | 2016-12-01 22:07 | Outros その他 | Trackback | Comments(0)

木と皮と縄と

衝動的に太鼓が作りたくなった20代半ば

板を組み合わせた樽の太鼓
“アタバキ”
が、作りたかったんだけれども
どう作って良いのかまったくわからず

でもたぶん
空洞が有って皮が張ってあったら
とりあえず
それは太鼓になるだろうと

30cmほどの長さの丸太を手に入れ
鑿とトンカチで
コツコツと
何年かに渡って
気が向いた時に
コツコツコツコツと抜いたのが
初めでした。

二台目はサイズアップして60cmほどの丸太
鑿の柄を長柄にすげ替えて
3ヶ月くらいで。


やがて何となく樽の作り方も見当がつき
何台作ったか…


それでもやっぱり丸太を刳り貫く
という行為に妙な昂りを憶えるのは
遺伝子に組み込まれた原始の記憶?


チェーンソーという文明の利器の力を借りたとしても
なお変わらぬ昂奮アリ



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今年の2月に山から持って帰った伐採後間もない
(コレは虫喰いじゃなくて普通の)
のを
完成イメージも無いまま
ただただ一からくり貫いてみたい
という純粋な欲求のみにかられて
ぬいたのが
三月のあたま。

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以来、半年以上寝かせて乾燥

というか完成形がイメージ出来ず放置

それが今月に入って突然イメージが降りて来た

降りたら早いよ

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一気呵成

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柔らかく
それでいて芯の有る
めちゃ好みの音に仕上がった!



先日の
が、これまた凄く良くて

それを今度はもっとシンプルに
鉄無しで
人類が鉄を手にするより以前の素材のみで
アレに負けないような音を作れるか?!

という試み


ドンピシャ
大成功。



でも、それもこれも良い皮が有ってのこと。

これも例の
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これです。


鹿皮という素材、
初めは珍しさから使い始めたけれど
地域・季節・個体差などで違いの大きい
ひと筋縄ではいかない難しさと面白さに
すっかりハマってます。


木と皮と縄

シンプルな素材

それだけで

空洞があって皮がピンと張ってあれば
太鼓になる

太古の太鼓はきっとこんな感じだったんじゃないかな

遠いご先祖さまに想いを馳せる

そして
こいつがウマイ具合に行ったことに味をしめ



これ

木と皮と縄と、そして骨の

これも、いまいち張りが上げれなかったのをもうちょい骨足して
リニューアル

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だんぜんテンションアップ⤴︎






今週末はこの二つを持って
ご先祖さま?現代によみがえった縄文人に
縄文の太鼓はどんなだったかを聞きに行ってきます!








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# by kei-grande | 2016-11-23 23:39 | Outros その他 | Trackback | Comments(0)

職人の技に学ぶ

『職人』

-その事に喜びと誇りを持って仕える人-



ブラジルの楽器の意表を突かれるラフさに
日本の感覚では有り得ない粗っぽさ荒っぽさにひかれて

作り始めた太鼓



でも、そのラフさにもいろいろ有って


そこに愛が有るのか無いのか

一見同じようにアラく見えても
この、愛、違う言い方をするなら仕事に対する喜びと誇りの有無は
その仕事の質に隔絶の差を生むのです。

同じことは、一見キレイな姿をしていても
そこに喜びと誇りが無ければ…




そんなことをあらためて考えさせられた
職人の技の光る修理品
でした。


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同タイプの二枚。

一枚は皮の張替え、
一枚はジングルの欠損の補充と軸の交換。

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5箇所のジングル窓すべての軸が擦切れて…
ここまでなるのにどんだけ振ったのか?
ここまで使ってくれたら作り手も冥利に尽きるよね。

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そして驚いたのが、枠とリングのサイズ。

ここまで遊びの無いタイトな作りは始めて。

ぜんぜんラフじゃない

おれの方がよっぽど適当。



なんかね、
ラフなのがカッコ良いんだ
みたいな部分にフォーカスし過ぎてたような
そんな気がしたの。

大事なのは喜びと誇りを持って
作る、もしくは治す。

使ってくれる人が
その音を聴く人が
良い気分になる

そんな音に
そんな配慮に
気を配ること。

それが大事

みたいな。





自分の仕事を、ことこの太鼓作りに置いて『職人』
と自称することに抵抗を覚えてました。

なんか

  • 職人と自称することの出来るほどの仕事をこなしていない
  • 同じものを作り続けることに興味を覚えない
  • 期限もなるべく区切らずに気分しだいで作りたい

…自分自身のなかにある職人のイメージと一致しなくて



でもふと、オチも何も考えずに書き出した
この書き出し

-喜びと誇りを持って事に仕える人-

これを定義とするなら
なんの矛盾もなく
この太鼓業に関しても
『職人』と自称しても良いかな

なんて、
思ったのでした。


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# by kei-grande | 2016-11-16 19:41 | Reparacao 修理 | Trackback | Comments(0)

音土富士の夜

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ご縁あって

皮や竹や木

そしてWSなど

活動の範囲をグンっと広げてくれた富士宮へ。


お礼の太鼓を奉納に
10/22は
『第3回うつぶさ音楽祭』へ




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まさに
その土地が育んだ木で
その土地が育んだ鹿で
作った太鼓を

まさに
その木を伐った人と
その鹿を獲った人と
彼らが催す祭りにおいて
天高く地深く打ち鳴らす
という

最高の舞台での奉納。

うつぶさの皆さん
うつぶさの山の神々
ともども喜んで貰えたのなら幸いです。



「風土」という言葉は、

風:外から来るもの


土:土着のもの

とが合わさり日々形造られるその土地の姿のことだ
と教えてくれたのは
いつもお世話になってる猟師の道男くん。

イイ風になれたかなぁ。


いつもありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。

また遊んでね〜♪

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それぞれの立ち位置で
それぞれに出来ることを
なにものも傷つけないハッピーな在り方を探りつつ…

共に在れたら良いよね。

探りつつ…
五感六感ひらいて…

精進します。



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# by kei-grande | 2016-10-28 21:28 | Projeto 企画 | Trackback | Comments(0)
なんだかバタバタしてるうちに
日はドンドン過ぎ…

10/15・16は
『土と平和の祭典』



《森のたね》とコラボしての東京初進出でした。

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場所は日比谷公園

といっても
東京の地理まったくわかんなくて…

向かってビックリ!(◎_◎;)
何ここ…
霞ケ関とか皇居とか桜の代紋とか
まさにこの国のシステムの中枢の地へ
ケモノ臭と共に降り立つ。

なんか笑えた。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1599074227061989&id=100008782806069

さまざまな制度
人の都合の取り決めの中枢で

土の、
大地の都合に寄り添う祭りを行うというこの行為…

かなり過激な、しかし静かな“テロ”だな、
ある意味。

しかも10年目。

この祭りの仕掛人たちの心意気に撃たれます。



なんか日だけがドンドン過ぎて
すでに遠い昔のような気にもなり
さてどんなだったかと振り返ってみれば、

とにかくたくさんのご縁ある方たちが遊びに来てくれたことが
一番嬉しかったなぁ。

そして、2日通して終始人に溢れた大盛況。
街にあってこそ
野山の気は強く求められていることを実感。

2日目は森のたねも合流し活気はさらに。
土に根ざした祭典のなかでも一際異彩を放っていたんじゃないかと。


鹿皮と竹を使った楽器作りWS
《投げ銭式》も
結構これで喰っていけるんじゃねぇ?
みたいな手応え。

銭金いくらみたいなのを手放しても
案外やっていけるような
そんなイイ感じの手応え有りでした。


いくら払ってもらうんだから
このレベルのクオリティーは保証しなきゃ

とか

この値段なんだから
やれるのはここまででしょ

とか

追われるような責任感も
出し渋りも

なんもかんも放り出して

自分も含め来てくれた人が楽しめる空間を
楽しい時間を過ごせるよう
ただただそれだけ押えて置いたらいいっていう

すごく解放された感じ。

イイ感じ。

人がたくさん来てくれたからこそ言えることですが。

人がたくさんいるっていうのは
それだけで凄いエネルギーだね。

毎日こんなのも疲れちゃうけどね。

たまの祭りだからこそイイね。


https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1599885466980865&id=100008782806069



さてさて、
秋は夕暮れ
祭りは夜。

人が集えば
そこには自然と音楽が

背景は皆さまざまで
お決まりの約束事とかなんもない

なんでも有り

何が出て来るかわからない


そんななかに一人
独特のリズムを持つ人有り

その独特のリズム

流れる音楽とは関係性なくただみんなを笑わせるような
お喋りをしているかのようで…

でも、
なんかその喋りに
な〜んか
リズムと呼べるような規則性があるようなないような
独特の不思議な節回し

なんか気になる

そのリズム

そのリズムというか節を追いかけて
なんとか掴まえようと追いかけて行くうち…

ある瞬間に場のすべての波長がピタリと合った

…とその瞬間、
喋りがそこに在る音楽と共鳴し
詩となり
唄となる

どこからか湧き出てくるのか?
というくらい次から次へと
即興で唄が産まれ落ちて来る



唄が産まれる瞬間に立ち会えるって
なかなかないよ


魂の独白のような
その人の負ってきた背景が絞り出て来るようでいて
あとに残らないサラッと感

その場限り

その時と場を共有した人だけが味わえる

残すことを前提としない

生まれては消えて行く

まさに淀みに浮かぶ泡沫の如く

儚いからこそ

鮮烈




凄い人っているもんだね。


異能の人

彼の名は
『キリマン』



きっとね
こういう才能を持つ人は昔から形を変えてずーっと居るんだよ。
記録に残らないだけで。

痕跡を残さない才能や文化

残るモノ
残らないモノ

表と裏



世の中にはホントいろんな才能があるもんだ

そしてその才能と銭金
あるいは社会的評価
必ずしも結びつかなくても
凄いものは凄い

と、

そんなことを。

結びつきにくいモノって
たくさん有るからね。


凄いモノは凄い!



残らないモノ…
土に還るモノ…
生まれ消えて行くモノ…



“永遠”の対極

“今ここ”


…そういうことか





歴史に残る業と
生まれては消えて行く泡沫のごとき人の営みは
対極にあるからこそ等価だと。


そんなことをふと。


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# by kei-grande | 2016-10-28 20:49 | Projeto 企画 | Trackback | Comments(0)